「プレイヤーへの道」

小学生の時、学校行事のリコーダー演奏で、ソロ演奏の機会を得ました。音楽が得意な同級生達の中で、オーディションで選ばれたのは、自分にとって大きな自信になりました。
その後、中学生でフルートを始めた頃から、演奏家になる憧れが膨らみました。
どうやったら演奏家になれるのだろう?子供の頃は皆目検討がつきませんでした。とりあえず音楽大学に行く?ってことぐらい…(苦笑)
ヨーロッパなど海外では、演奏家の国家資格がありますが、日本には残念ながらありませんね。某音楽教室でのグレードなどはありますが…

音楽大学に行きたい!

音楽大学がどういうものなのか、具体的なことはわからないまま、漠然と音楽大学に行きたい!と思っていました。けれど、父親が盲人であり経済的に余裕のない家庭…私が音大に行くのは不可能な状況でした。進学校に通っていた高校2年生…音楽に進むことを諦めて受験勉強に専念するため、思い出作りに受けた地元のコンクールで賞をいただきました。私の演奏を聴いた、ある先生が「音楽の道に進まないのは勿体ない」と言ってくださったそうで、フルートの先生方からも考え直さないか?と。…諦めかけていた夢が、突然膨らみ始めました。紆余曲折ありながら、そこから、音大入試に必要な、ソルフェージュ、聴音、楽典などのレッスンを受け始め、最終的に、国公立大学の教育学部(音楽科)へ進路を決めました。

日本ではコンクールで結果を出すことが演奏家として認められる条件…
学生時代は幾つかのコンクールを受けたものの、たいした結果は残すことが出来ず、才能ないんだと落ち込み、かと言って教員採用試験の狭い採用枠にも合格するほど優秀でもなく、卒業を間近に焦るばかり…。ギリギリになって、なんとか音楽教室の講師に採用されました。

学校の音楽の先生になるのであれば…という両親の期待を裏切り、音楽教室に就職しました。いざ、音楽の仕事につけた!
と希望に満ち溢れていましたが、就職したもののお給料は想像以上に低く、バイトをしつつの日々…

外への留学の夢もありましたが、とてもとても貯金は貯まらず…。将来への不安を拭えないまま、できる範囲内で演奏の機会を作っていました。

そんな私に、リサイタルの経済援助してくださった大恩人もいらっしゃり、やりたい事への執着が、人やお金を動かすということを教えていただきました。演奏の仕事を与えてくださったり、応援してくださる方々も、徐々に増えてきて、音楽的にも、人間的にもファンを広げていくことが活動の支えになることも知りました。

「心得」

共演してくださる音楽仲間にも恵まれ、色んな経験を積みながらも、心のどこかで、音大卒ではないというコンプレックスは持ち続けていました。ある時、ジャズやアイリッシュを勉強していた私に、私ならではの歌いまわしがあり、クラシック畑の演奏のスパイスになっているいう言葉をいただきました。

ひとすじの光が舞い降りました。
長く苦しんでいたコンプレックスから解放された瞬間でした。

人は財産…

突出した才能を持っている訳でもない私が夢に向かってこれたのは、周りの方々に恵まれてきたからだと思います。あたたかいお気持ち、後押ししてくれる励まし、時には厳しく、時には深い言葉、たくさんのインスピレーション…。お金で買えない財産はたくさんあり、そこから何を生み出すか?

私だからこそ、生み出せるもの、表現できることに時間を費やしていきたい。
発展し、拡張していくエネルギーを生み出していきたい。
…そんな想いで、音楽道を歩む日々です。芸術の道は、表現者の道は、そういう事を追求していくことだと思います。そして常に、発展と拡張を目指し、信念を持ちながら動いていくことだと思います。

まだまだ、学びは続きます…

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