音楽による「脳育」

少子化に伴う学歴社会において、近年ますます塾に通う子供たちが増えていますが、楽器を演奏することで脳全体が鍛えられるという研究結果もあるそうです。
脳科学者の研究によると、楽譜を見る(視覚)&音を聴く(聴覚)という「感覚」の部分、身体(指)を動かすという「運動」の部分の両方が使われ、神経回路も鍛えられるようです。脳全体が活性化される状態で、視覚&聴覚の注意力により、集中力が高められ、記憶力や知能指数のアップなど、様々な効果もあるそうです。
一説には、勉強している(計算する、読む)時は脳の一部分しか使われていないけれど、音楽を奏でる時は脳全体が使われているとか・・・
音楽により、感性をつかさどる右脳が活性化され、情緒や想像力が豊かになるのは勿論ですが、楽器を演奏することにより、言語的、数学的な左脳と、創造的な右脳の緻密なコントロールが活性化されるようです。

HQ(人間性知能) 発達と「ピアノ」

近年、IQ(知能指数)に代わる指標、HQ(人間性知能)が注目されているようですが、脳科学の観点からは、勉強や将棋や囲碁などよりもピアノを弾くことの方がHQの発達に大きな効果があるという研究結果もあるそうです。HQは、問題解決能力、社会性、創造性など、柔軟で強靭な人間性の基礎となるものです。
また、HQの重要指標である一般知能(言語性IQ、空間性IQ,行為性IQなどの上位に立つIQ)は、音楽を聴くことによって一時的に上がるそうですが、聴かなくなると落ちてしまうとか・・・が、ピアノ演奏により、一般知能は恒常的に上がるというデータもあるそうです。

幼児(4~6歳)は聴力発達時期

では、いつ始めるのがよいのでしょうか?
興味を持つ時が始め時とも言いますが、4~6歳までは、聴く力が最も伸びる時期だと言われています。就学前の4~5歳は言葉の発達もめまぐるしい時期ですよね。それはまさに聴く力が伸びる時期なのです。絶対音感が身に付くのもこの時期と言われていますが、音感だけでなく、言語の聞き取り、習得力にも影響があるそうで、この時期に音楽を習っていると語彙力が増えるという研究結果もあるそうです。

子供のストレス発散と「音楽」

情操教育や自然体験の機会が少なくなっている現代の子供たち・・・音楽を聴くことにより、ストレス緩和や癒し効果は知られていますが、短時間で効果的に様々な能力を高められる、楽器演奏の重要性が再認識されればと思います。また、社会的知能、感情的な知能の高い、個性豊かな子供達の成長をサポートできればと考えています。
当教室で学んだ生徒たちが生き生きと自分を表現し、何らかの形で世界に発信できるきっかけを生み出す、土台づくりの提供を目指しています。

音楽の効果(集中力・判断力の育成)
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