一度離れて気づいたこと

情熱の薄れと感覚の薄れ

中学生になると超ハードな吹奏楽部に入部したので、ピアノはあまり弾かなくなってしまいました。それでも細々と続けていましたが、高校一年生でついに辞めてしまいました。
フルートはほぼ毎日吹いていましたが、ピアノはほとんど弾かなくなってしまいました。

それから約一年後、大学進学で音楽方面に進む決意をし、試験に必要なので再びピアノを始めました。
ピアノを細々と続けていた頃はまだしも、パッタリ辞めてしまった間に、自分の指が全く思い通りに動かなくなっているもどかしさにショックを受けました。
狙った所に指が行かない…感覚ってこんなに呆気なく薄れてしまうものなんだ、と。

人間の感覚的な慣れとは、不思議なものですね。
子供の頃に出来ていた逆上がりや二重跳び(縄跳び)を久しぶりにやってみると出来なくなっている…アレと同じです(笑)
それでも、徐々に取り戻す感覚もあります。
感覚の敏感さって、気持ちの度合いもかなり大きいのでは?と思います。

ピアノの魅力の再発見?!

さて、大学に入り夜遊びを覚えた頃、衝撃を受けた事があります。
ちょっとオトナの雰囲気のラウウジで、ピアノ演奏に出くわしました。が、ピアニストの指が今まで習ってきた形とまるで違ったのです。
ずっとクラシックで学んできた私は、ピアノを弾く時は指は丸く!と習ってきました。

が、そこで見たピアニストの指は、ベッタリと伸びていて、鍵盤に吸い付くような形でした。
当然クラシックのタッチとは全然違う!けど、響きはなんだかお洒落!!
ジャズに興味を持ったのは、その時からかもしれません。

よく考えると、ピアノって色んなジャンルで使われていて、色んなシーンで場の雰囲気を邪魔せず盛り上げてくれる楽器ですね。
そしてピアノほど、弾く人によって、その持ち味や響きの違いが如実に表れる楽器も無いかもしれません。
大部分の音楽家が自分専用の楽器を持ち歩いて演奏しますが、ピアニストは自分の楽器を持ち歩くことは出来ません。(ほんの一部の超一流のピアニストは、自分のピアノ、専属の調律師を携えてコンサートをされていますが)
ピアニストは基本的に、そこにあるピアノを弾く…
そこにあるピアノは、弾く人のバックグラウンドや性格までもを音にして、様々な音楽を奏でるのです。

そこにあるピアノの運命や、いかに⁇
…絵本の題材とかになりそうですね。

ピアノは和音をたくさん使って派手に弾くこともできますが、少ない音でも軽やかに弾くこともできます。
重厚感たっぷりに弾くこともできるし、しっとりと優しく弾くこともできます。

ピアノって、やっぱり無限の可能性に満ちた楽器だなぁと、つくづく思います。

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