発表会概要
『きららか夏の音楽会』
日時:2024年8月17日(日)
場所:西大寺ふれあいセンター「ふれあいホール」(MAP)
[エントリー(参加者)]
■学生(未就学児含む):12名
■一般(大人):7名
※すべて当教室(ring-heart.Music)の生徒
2025年8月17日(日) 西大寺ふれあいセンター「ふれあいホール」にて、発表会を開催しました。子供の部は、年長から小学6年生まで12名(フルート3名、ピアノ9名)、大人の部は7名(フルート5名、リコーダー2名)が参加してくださいました。子供の部は今年も2部に分けました。そして2部の最後には、今年も子供たち全員による合奏を試みました。

こどもの部
1番手は、4月からピアノを習い始めたKちゃん(年長)とお母さんとの連弾から開始。Kちゃんは自分の気持ちをとても素直に言葉にする女の子で、練習の時から「ここが好き‼︎」と自分の好きなフレーズを指差しながら、全身から嬉しさを発しながら弾いてくれる様がとても愛らしい。お母さんには少しお洒落な和音の高度な伴奏にチャレンジしていただきましたが、お母さんも暗譜してくださり、Kちゃんと見事な連弾を披露してくださいました。Kちゃんは歌がとっても好きで、上手!2部ではソロで「不思議なポケット」を歌詞に沿って3番まで…3番が大好き!だそうで、歌が聴こえてくるようでした。
2番手はMちゃん(小2)とお母さんの連弾。Mちゃんは一人で練習している時は、「繰り返しすると長くて弾けない」と言っていたのに、夏休みに入ってお母さんと練習するようになると、なんなく繰り返しをして長く弾けるようになりました。徐々に合わせどころも掴んで弾けるようになりました。ちなみに、発表会が終わっても「楽しいから」とお母さんと弾いたそうです。
3番手はAちゃん(小1)とYちゃん(小4)の姉妹連弾。最初の合わせ練習の時、Aちゃんは上手く弾けなかったのが悔しくて、涙がポロリと溢れていましたが、翌週にはしっかり練習して弾けるようになっていました。Yちゃんも難しい和音を頑張って暗譜し、妹のテンポを気遣いながら弾いてくれました。Aちゃんは2度目の発表会…2部では「よろこびのうた」をしっかりと弾いてくれました。
続いて、2回目の参加となるフルートのHちゃん(小2)。今回は長い曲に挑戦してもらいました。装飾音符もあり、速いパッセージもあり…難しいと言いながらも、お姉さんに伴奏してもらい、最後まで頑張りました。2部では、好きすぎてテンションが上がる「ジャンボリミッキー」を溌剌と吹いてくれました。
小学4年生のピアノの生徒たちは1部ではクラシック、2部ではそれぞれにやりたいポップスを弾いてくれました。発表会も3回目になる生徒たち…曲想のイメージを膨らませたり、大好きなポップスをノリノリで弾いてくれたり、それぞれに音楽が深まってきました。それぞれに緊張はしていたようですが、自分なりの世界を繰り広げてくれました。
そして、フルートを習い始めてちょうど1年となる、Mちゃん(小4)とSちゃん(小5)は、共に発表会初参加!
Mちゃんは体も細く、フルートの音がなかなか出るようになりませんでした。頭部管だけで何ヶ月も、毎回毎回挑戦して色んな事を試しました。たまにフーと音が出ると嬉しくてニッコリ…少しずつ少しずつ、音が出るようになりました。そんな状況なので、スタッカートが連続する曲を一曲、私がセレクトしました。最初は一曲吹くのは大変そうだったので途中のメロディーをピアノが弾くつもりでしたが、だんだん音がしっかり出るようになったので、最終的には全部吹いてもらうことに…発表会が近づくにつれ、徐々に楽器が「鳴る」ようになりました‼︎ もう一曲は本人がリクエストの「風のメロディー」…学校でリコーダーで吹いた曲をフルートで挑戦!こちらは長いブレスが必要なのでなかなか大変でしたが、だんだんうまく吹けるようになってきて、発表会では一番よく音が伸びていました。
Sちゃん(小5)も一曲は私が選んだクラシックを…こちらは今のSちゃんのレベル相応の曲。そして2部ではSちゃんがやりたいと言ったMrs.GREEN APPLEの「ケセラセラ」を。こちらはまだ習っていなかった運指やリズムがたくさん出てきて、さすがに苦戦していました。が、最終的には暗譜もして、しっかりと吹き切りました!
ピアノのKくん(小5)は最後の一週間でびっくりする進歩を見せてくれました!(最後の一週間は毎日長時間練習したそうです)本番2日前のレッスンでは1部の「ハンガリー舞曲第5番」は楽譜を見て弾くと言っていましたが、当日2部の「パイレーツ・オブ・カリビアン」と共に暗譜で弾ききりました。発表会が終わったレッスンでは「楽しかった!」という感想で、何が楽しかったの?と聞くと、「弾くのが楽しかった。パイレーツ・カリビアンの方がより楽しかった」と…発表会では、パイレーツ・カリビアンは短縮ヴァージョンで弾いてもらったのですが、気に入ったからフルヴァージョンで弾きたいそうです。
1部&2部共に、ピアノでトリをつとめてくれたのはMちゃん(小6)。1部では「子犬のワルツ」、2部ではMrs. GREEN APPLEの「ダーリン」に挑戦しました。少しレベルの高いアレンジでしたし、ポップスのリズム感があまり得意ではないMちゃんですが、「ダーリンを弾いたい!」という強い想いで頑張りました。この一年で服のセンスもグッと大人っぽくなり、音楽性も豊かになってきました。ピアノを弾く事がこれからも大きな楽しみであり続けてほしいです。
昨年初めて企画した合奏も余韻が予想以上に大きかったので、今年もやってみました。昨年同様、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、フルートに加え、今年は小学校の吹奏楽団でクラリネットを吹いているKちゃんが、どうしてもクラリネットを吹きたいというのでクラリネットを追加して、また小学校1年生のAちゃんには、リコーダーよりも簡単に吹けるティン・ホイッスルで参加してもらうことにしました。
それぞれの楽器にメロディーあり、ハモリあり…それらが絡む、少し難しいアレンジになってしまったのですが「ハイ・ホー」(ディズニー/白雪姫より)を12人全員で合奏しました。
事前に2回、自由参加のリハーサルを計画したところ、1回目は8名、2回目は5名集まってくれました。他のパートの音が聴けなかったり、逆に他のパートの音が気になって演奏しづらかったり…最初は戸惑いがありましたが、何回か合わせていくうちに少しずつ音楽に乗れるようになってきました。また、他の子に刺激されて練習を頑張ってくれた子もいました。
全員揃ったのは本番当日のリハーサルのみではありましたが、事前の練習でかなり纏まっていたので、当日のリハーサルはとってもスムーズ!発表会に慣れている生徒は舞台セッティングの手伝いをしてくれたり、下級生のサポートをしてくれたり…一つの音楽を作り上げる気持ちが、あたたかい雰囲気を生んでいたように感じます。
記念撮影をして、子供の部終了!
大人の部
大人の部はリコーダーのアンサンブルから開始でした。
今年からレッスンに通い始めてくださった女性Fさん(ソプラノリコーダー)と、男性Oさん(アルトリコーダー)、そして私もソプラノリコーダーを吹いてリコーダートリオ。共に初めての発表会参加でしたが、事前にも一度合わせの練習をしていたので少し落ち着いてアンサンブルができました。
続いてソプラノリコーダーのFさんのソロ。リコーダーを始めて半年ですが、バロックなど古い曲がお好きだそうなので、ルネサンス期の作曲家の曲にチャレンジしていただきました。
続いてアルトリコーダーのOさん。Greensleeves on a groundの名曲に挑戦することに!アルトリコーダーは音域が低く、音量が小さめなので、私もピアノではなくアイリッシュ・ハープでの伴奏に挑戦しました。Oさんはレッスンを重ねるうちに少しずつ力みも取れてきて、長い曲を集中して吹き切られました!
その後はフルートの演奏へ。まずは参加者全員(5名)でのアンサンブル。私のピアノ伴奏に合わせて演奏していただきました。フルートは緊張するとなかなか音が出ない…アンサンブルで少し体と心をほぐきていただけたらとリズミカルな明るい曲を吹いていただきました。
そしてフルートソロ・ステージへ。まずは80代のマダムUさん。戦後、満州から引き上げていらっしゃったそうです。そんな思い出話も少し話していただき、「蘇州夜曲」を演奏していただきました。
続いて、発表会常連のNさん、Oさんの演奏。とはいえ、Oさんは昨年不参加でしたので、2年ぶりの参加だったからか緊張が音に出てしまいましたが、なんとか吹き切りました。終わった瞬間、かなりホッとしたそうです。
発表会初参加のHさんはフルートをはじめて2年ほどですが、中学生の時にトランペット、高校生の時にサックスを吹かれていただけあって、結構よく音が出ます。フルートでの初舞台は落ち着いて吹かれているように見えましたが、めちゃくちゃ緊張したそうです。
最後は社会人吹奏楽団でもフルートを吹いていらっしゃるKさん。ステージは慣れていらっしゃるけれど、やはりソロでのステージはとても緊張されたそうです。でも、楽しんで吹かれているようでした。
最後は、Hさん、Kさん、私でフルートトリオ。吹奏楽経験者というのもありますが、事前に一度合わせ練習をしていたので、いいノリで仕上がりました。これにて閉幕。
今回もてんてこ舞いではありましたが、保護者の方々が協力的に準備の手伝いをしてくださり、また出演はしないけれども聴きに来てくださった生徒さんも、片づけのお手伝いをしてくださったり…皆さんがたくさん動いてくださったお陰で本当に助かりました。
至らない点も多々あったかと思いますが、素敵な音楽会でした♪という感想もいただけてホッとしています。
番外編
大人の方々と、カフェでプチ打ち上げをして帰宅したところに、コンクールに出場していた高校生(フルート)から「1位を受賞しました!」との朗報が‼︎‼︎
本当によく頑張って、どんどん成長しています。発表会とかぶってしまったので、コンクールでの演奏は聴けず残念でしたが、本当に嬉しいご褒美でした。

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